〜インフルエンザワクチン〜

こんにちは

一人暮らし看護師です。

今月から職場でインフルエンザの予防接種が始まりました。

学生の時は実費で一回4000円ほどした覚えがあります。

値段設定は各施設に委ねられているらしく、場所によって2500円〜5000円ほどと差があるようです。

私の職場では職員は無料で受けることができます。

タダで打たせてもらえるので毎年ありがたく受けさせてもらっています。

 

今回は「インフルエンザワクチン」について説明していきたいと思います。

毎年流行するインフルエンザ。

ワクチンを打つかどうか考えている人もいらっしゃると思います。

ワクチンを打つ前に自分が何を身体に取り入れているのか知っておくことは決して損ではないと思います。

インフルエンザって、ワクチンって何?ということを書いていこうと思いますのでみなさんのためになればと思います。

①インフルエンザって一体何者なのか?

②インフルエンザにかかることで一番怖いのは「インフルエンザ脳症」😇

③ワクチンを打つことで起こる体の反応は?

④ワクチンを打つことのメリット、デメリット

⑤ワクチンの効果を最大限に受けるための体づくり

こんな感じの構成でお伝えしていこうと思います。

 

●① インフルエンザって一体何者?●

インフルエンザとはインフルエンザウイルスに感染することによって発症する感染症

主な潜伏期間は1〜3日で約一週間程度で症状が軽快してくると言われています。

同一の型(インフルエンザA型、B型など)の中でも突然変異を繰り返し同じ抗体では反応しなくなってくるため毎年感染することもある感染症である。

鼻腔ぬぐい液(鼻から細い綿棒を突っ込んで鼻の奥を拭ってとる)検査にて数分〜迅速検査が可能であり診断がつきやすいものである。

コロナと同じく感染力が強いため学校や会社内などで蔓延することがあります。

感染経路は飛沫感染接触感染です。飛沫感染とは感染している人の咳やくしゃみ、話すときに出る唾液などの飛沫を吸い込むことによって感染するものです。接触感染とは感染している人が触れたものや体液(汗以外の唾液、鼻汁、血液など)が付着したものに触れ、その手で自身の粘膜(目、鼻、口など)を触れることによって感染します。

感染を予防するためには、飛沫感染予防として飛沫を吸い込まないように人との距離をあけることやマスクをすることが挙げられます。また接触感染予防としてこまめな手洗いうがい、よく触れる箇所の消毒、不用意に自身の粘膜に触れないなどが挙げられます。

そろそろ流行ってくる時期でもありますので気をつけていきましょう。

インフルエンザを含む感染症がが冬に流行る理由は、これらの感染を起こすウイルスは、低温、乾燥を好むためウイルスの生存率が上がり感染力が上がると言われています。また、空気が乾燥することで、咳やくしゃみなどで飛沫する粒子が小さくなり遠くまで飛ぶことでより広範囲の人に感染を広げることにつながっているようです。

コロナ禍で感染対策への意識がかなり上がっており、ここ数年はインフルエンザやその他の感染症の方の数が減っています。感染対策続けていきましょう!!

 

●②インフルエンザにかかることで一番怖いのは「インフルエンザ脳症」●

インフルエンザの主な症状としては発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛、鼻汁、咳があります。症状の程度には個人差が大きいです。

これらの症状は一般的には一週間程度で軽快することが多いです。

しかし合併症として「インフルエンザ脳症」という重篤なものがあるため注意が必要とされています。

特に小児に多い合併症であるということが厚生労働省の調査でわかっており、年間50人〜200人が脳症を発症していると報告されています。脳症にかかると、重篤な後遺症が残ったり、最悪は亡くなるケースもあります。

高齢者で呼吸器系、循環器系、腎臓病、免疫疾患、糖尿病などの持病がある方も注意が必要です。持病が悪化したり、インフルエンザ以外の感染症を合併するなどのリスクがあります。

インフルエンザにかからないことが上記のような合併症を防ぐことになります!!

 

●③ワクチンを打つことで起こる体の反応は?●

インフルエンザに限らず、ワクチンの役割としては原因となるウイルスや細菌の毒性を無くした部分を身体に取り入れることで「獲得免疫」を作ることです。

免疫について話すと長くなるのでまた後日投稿します。

ここでは獲得免疫を簡単に説明します。

特定の細菌やウイルスに対して特異的に(ターゲットを絞って)攻撃する抗体を作ってすぐに戦える状態にしていることです。

私たちの体は同じ病原体に触れているはずなのに複数回同じ感染症にかかることがないのはこの獲得免疫のおかげです。

インフルエンザワクチンは不活化ワクチンと呼ばれるものです。

不活化ワクチンとは病原体となるウイルスや細菌の感染する能力を失わせたものを使って作られています。実際に感染した場合に作られる免疫や生ワクチンに比べると獲得できる免疫が少ないです。

 

●④ワクチンを打つことのメリット、デメリット●

ワクチンを打つことのメリット、デメリットをそれぞれ箇条書きであげていこうと思います。

メリット

感染症の発症を予防できる

感染症の重症化を防ぐことができる

・多くの人が打つことで集団免疫を獲得でき、感染症の蔓延を防ぐことができる

 

デメリット

・アレルギーや副作用が少数ではあるが一定の割合で起こる可能性がある

・注射が痛い

・免疫を獲得する過程で感染症に似た症状を発症することがある

どのワクチンにも上記のようなメリットデメリットがあります。

必要であればかかりつけ医に相談の上接種を検討してください。

 

●⑤ワクチンの効果を最大限に受けるための体づくり●

ワクチンは上記で話した通り獲得免疫を利用したものになります。免疫を獲得するためには、免疫をつけられるような体づくりが大切になってくるため栄養や睡眠が不可欠です。

バランスの良い食事、質の良い睡眠についてはまた別の記事でご紹介していこうと思いますので楽しみにしていてください。

 

●終わりに●

最後まで読んでいただきありがとうございました。

インフルエンザワクチンの接種を考えている方の参考になればと思います。

ちなみに私は今年もインフルエンザワクチン接種しました。

自分の体を大事にしていきましょう!!

 

参考

NIID国立感染症研究所ホームページ

ワクチン.net